From：Acky→

自宅オフィスより

質問

Q.こちらの写真をご覧ください。この犬はどんな感情だと、あなたは思いますか？

 

（少し考える時間をあげます）

 

 

 

 

 

はい、それでは時間です。

 

 

あなたは恐らく、こんなことを思い浮かべたのではないでしょうか。

 

「部屋を散らかしてしまって、ごめんなさい・・・」

from 犬

 

と。

 

 

あなたが犬を飼っている、

もしくは飼ったことがあるなら、

やってはいけないことをやってしまった時の犬の表情を知っているはずです。

 

 

部屋にあるクッションを噛みちぎったり、

壁を引っ掛いてクロスを剥がしたり、

床にウンチをしたり。

 

 

もちろん、

あなたは叱りますよね。

「こら、ダメでしょ！」

って。

 

 

やってはいけないことをやってしまったと、、、

犬は、写真のような表情をします。

あなたは、この犬の感情を「罪悪感」と捉えています。

 

衝撃の内容（ショックを受けないでくださいね）

ここからが、観覧注意です。

 

あなたの考えとは違っていて、

犬は罪悪感なんて感じていません。

 

その代わり、感じているのは、

「恐怖」

 

これは嘘ではありません。

犬の認知科学者アレクサンドラ・ホロウィッツ教授の2009年の研究に基づいています。

同教授は2009年に発行された「Inside of a Dog：What Dog See, Smell and Know」の著者。

2009年、ホロウィッツ教授は、

人間が犬の感情をどのように解釈するかに焦点を当てた研究成果を発表。

 

『人間は、犬の感情を、勝手に人間の感情に当てはめて捉える傾向がある。』

 

「罪悪感」の表情がその代表例。

 

小さく縮こまって、あなたを見上げる。

耳は頭の後ろにくっついる。

そして、あくびをしたりする。

さらに、小刻みに震えている。

 

これらは、

犬が罪悪感を感じているのではなく、

恐怖を感じている時のサインなのです。

 

 

でも、その場の状況や、表情から、

私たちは、勝手に、

「この子（犬）も、罪悪感を感じているのね…」

from 人間

 

と判断してしまっています。

 

僕は、このことを知った時は、衝撃でした。

 

なぜなら、犬が好きだから。笑

（そして戌年だから 汗）

 

これをダンスに当てはめて、考えてみましょう。

思い浮かべてください。

 

あなたのお子さんが、

発表会などでステージに上がっている時、

レッスンで、うまく踊りこなせていない時、

 

あなたのお子さんは、どこを見つめていることが多いのか。

そして、どんな表情が多いのか。

 

目線はどこに向いていますか？

笑顔ですか？

こわばっていませんか？

 

そわそわしていませんか？

 

では、次に、

あなたは、お子さんの表情から、または行動から

「緊張している…」

と判断しますか？

 

いえ、もしかすると、

お子さんは恐怖を感じているかもしれません。

 

では、次に、

ここからが、解決方法の分かれ道です。

 

A. 緊張からくる表情なら…

何度も経験し、慣れていくことで解決します。時間はそんなに掛かりません。

 

B. 恐怖からくる表情なら…

悩みが深いです。

お子さんと向き合い、お子さんがダンスを思っているのか、意見や考え方をカウンセリングして、解決します。

時間が少々掛かります。

 

 

最後に…

この記事をご覧になったら、

次回から注意深く、

お子さんの表情をよーく、ご覧くださいね。

 

 

忘れないでください。

お子さんに一番近い存在は、あなただということを。

お子さんを支えてあげれる大切な存在は、僕のようなある特定ジャンルの専門家ではなく、あなただということを。

 

そして、お子さんと向き合い、よく話を聞いてあげてくださいね。

 

さて、あなたは、

今日お子さんと、どんな会話をしますか？

 

PS

ちなみ僕も実家で犬を飼っていたので、

そういえば、この写真のような表情をしてたなーって、しみじみ思い出しました。

名前は、『ペル』（ポメラニアン）。

僕が７歳の時から、約１５年、一緒に過ごしてくれました。

（今でも、よくペルの夢をみます 涙）